P0811
クラッチA過剰スリップ
トランスミッション — クラッチ/トルク伝達
OBD-II共通コード
高
コードの意味
P0811は、コントロールモジュールがクラッチ「A」で許容量を超える滑りを測定したことを意味します。入力側と出力側の回転速度が、完全に係合したクラッチであるべき状態と一致していません。エンジンの回転数だけが上がって加速が伴わない感覚や、係合の遅れ、発熱を伴うことが典型的です。エンジンの始動自体は妨げませんが、滑ったクラッチは急速に摩耗するため、修理するまでできる限り走行を控えてください。
高
運転を続けても大丈夫ですか? できる限り走行を避けてください。クラッチの滑りが続くとトランスミッションが急速に過熱・摩耗し、駆動力を失うおそれがあります。
実際のスキャンデータ
過去1年間に
42
回のスキャンで検出
スキャンの
<0.1%
で発見
<0.1%
故障のあるスキャンのうち
この数値は、当社独自のアプリおよびツールを通じて記録された診断スキャンのみを反映したものです。車両は通常、症状や警告灯の点灯をきっかけにスキャンされるため、この件数は当社のスキャン記録を示すものであり、特定のモデルにおける故障の発生率、または車両の品質・信頼性・安全性を示すものではありません。メーカーやモデル間の比較を意図したものでもありません。すべての商標はそれぞれの権利者に帰属し、提携や推奨を意味するものではありません。
よくある症状
気づきやすい変化
- トランスミッションの滑り(エンジン回転数が上がるのに速度が伴わない)
- ギア選択時の係合の遅れ
- 加速や出力の低下
- トランスミッションの過熱、フルード焦げ臭
- エンジン警告灯の点灯
よくある原因
可能性の高い順
- クラッチ摩擦材の摩耗やグレージング(硬化・つるつる化)可能性が高い
- トランスミッションフルードの不足、汚損、劣化よくある
- 圧力制御ソレノイドやバルブボディの故障による油圧不足よくある
- トルクコンバーターやそのロックアップクラッチの故障まれ
- 誤った係合指令を出すソレノイドやセンサーの故障まれ
診断と修理の方法
順番に進めてください
- フリーズフレームデータを読み取り、滑りが検知されたギアと負荷を確認します。
- まずトランスミッションフルードの量と状態を確認します。フルードの不足や劣化はよくある安価な原因です。
- ライン圧テストを行い、クラッチに十分な係合圧がかかっているか確認します。
- ソレノイドとバルブボディに圧力を低下させる不具合がないか点検します。
- 圧力が正常でも滑りが続く場合は、クラッチかトルクコンバーターが摩耗しており修理が必要です。修理後に消去して試走します。
よくある質問
すぐわかる回答
P0811が出ていても運転して大丈夫ですか?+
いいえ。クラッチの滑りは熱を発生させ急速に摩耗するため、走行不能になるおそれもあります。走行は最小限にとどめ、速やかに点検を受けてください。
P0811は消去するだけでよいですか?+
消去しても機械的な滑りは止まりません。再び滑ればすぐにコードが再発します。フルード、圧力、摩耗したクラッチを修理してください。
関連コード
P0811と一緒に検出されやすいコード
P0811をご自身で読み取り・消去
スマートフォンのOBD DashXで車をスキャンし、コードを確認して、修理が終わったら消去できます。
✓ 名称確認済み — SAE J2012 / ISO 15031-6内容はOBD DashXが確認しています